マンドリルの不思議
2006.11.08(水)
マンドリルさんの顔の色、成獣の♂と比べて子供や成獣でも♀は地味目で黒っぽかったりします。
モデルは京都Zooのオネさん(♀)と息子のマンジュウロウくん(♂)。
京都市動物園にて[*istDS]
アカオザルはアフリカ中央部の熱帯雨林に東から西まで広く棲息しています。そのためか、顔の色合いなどが微妙に異なっているなどの地域的変異が見られるので幾つかの亜種に分けられています。その内のひとつでウガンダ近辺に見られる亜種にシュミットグェノンの名がつけられています。したがって、アカオザルとシュミットグェノンは同じ種類なのです。(例えば、ニホンジカとヤクシカの関係のようなものです。)シュミットグェノンは鼻が白いですが、黄色や黒色の亜種もいます。他にも頬が白かったり、黒かったり、耳がオレンジ色だったりと、アカオザルとその近縁種のクチヒゲグェノンの類は多彩で昔から分類学者たちの頭を悩ませています。