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木登りヤマアラシ

2007.06.14(木)
カナダヤマアラシ
5月に新しい♂のランブーくんが加わり、カナダヤマアラシが三頭になりました。
恩賜上野動物園にて[D70]
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【豆知識】
北アメリカに棲むヤマアラシの代表がカナダヤマアラシで、体の毛には長くて柔らかい下毛と長くて硬い上毛とがあり、この毛の間に先が鋭く尖ったが密生している。
カナダヤマアラシの棘は3〜4cmで、旧世界のヤマアラシ類のそれよりずっと短く細い。 (危険度は同様)

棘は全身に約3万本ほど生え、特に腰と尾にはびっしりと生えている。
この棘は先が鋭く根本は皮膚に極緩くついているので、たいへん抜けやすい。
しかも先端近くには釣り針のような『返し』が沢山あって、突き刺さると簡単には抜けず、棘は次第に深く食い込んでいく(>_<)

旧世界のヤマアラシは穴掘りが巧みで尾が全体的に短い。
新世界に棲むものは木登りが上手く、尾が比較的長い、鎖骨がよく発達しているなどの特徴を持つ。 (臼歯や頭骨などの構造も異なる)
それで、旧世界のものをヤマアラシ科、新世界のものをキノボリヤマアラシ科として分けている。
参考資料:人類文化社・世界珍獣図鑑