松(竹)梅
2008.11.08(土)
双子のウメコちゃん。 今のところ、おとなしいおっとりさん。
【TokyoZooNet:ニュース】
夏もまっさかりの2008年7月29日、4頭のフェネックの赤ちゃんが生まれました! お母さんの「キキ」は今年4歳で、今まで何度か出産経験があるものの、どの子どももうまく育てることができませんでした。
今回どうするべきか迷いましたが、親が繁殖可能な年齢のうちに確実に子どもを残したいこと、人工哺育の経験の無い職員が増えたため、この機会に経験してもらいたいこと、などの理由から、今回は出産直後から人間が育てることにしました。井の頭自然文化園でフェネックの人工哺育に取り組むのは2年ぶりです。
生まれたときの体重は35〜40グラムほどで、体毛が短く、体温の調節ができないため、保育箱に収容して3時間おきにミルクを与えました。4頭のうち2頭は残念ながら途中で肺炎を起こし、死亡してしまいましたが、残る2頭は順調に離乳食を食べるようになりました。
運動量も増えてきたため、外気温に慣らしてからフェネック舎に引越しをしました。これまで人工哺育をおこなったときより涼しい時期だったため、保育箱のお世話になる時間が長くなりました。そのためか、フェネック舎に引っ越した後も、ガラスごしに人間が見えることにも慣れており、特別に用意したサークルのなかで飛んだりはねたり取っ組み合いをしたり……。元気なようすにホッとしています。
報道発表資料で赤ちゃんの写真を見た時にかなり育った(大きな)印象を受けたので、逢いに行くのはいつでもいいやと気軽に構えていたのですが…
実際に行ってみたらハチベエ達(四つ子)の時とそう変わらないみたいでまだ小さかった。
し、しまった! これならもっと早くに来ていたら、もっと小さい時に逢えたのになぁ、残念っ(/_;)