カップル必見!?
2007.09.27(木)
前回は突然の雨などでちゃんと見れなかったダスキーティティ。 この子達を見る事も今回の目的の一つ。
日本モンキーセンターにて[D70]
十三日は「母の日」。犬山市の日本モンキーセンターの世界サル類動物園では今春、多くの赤ちゃんが生まれ、母の愛を受けながらすくすくと育っている。三月初めから今月までに生まれたのは二十種三十匹以上で、例年にない“ベビーラッシュ”となっている。
ヤクニホンザルは十一匹が誕生。世界遺産・屋久島の「構成生物」で、世界でも同園だけで飼育されている。四千四百平方メートルの放飼場「モンキーバレイ」の百四十匹の群れの中で、お母さんと暮らしている。
ワオキツネザルは双子を含む四匹が生まれた。アフリカ・マダガスカル島だけに生息する。展示施設「Wao(ワオ)ランド」は同園の人気スポット。ゴールデンウイークから毎日、中に入れるようになり、“天使”のようなサルと間近で接するチャンス。
南米アマゾン原産のクロミミマーモセットの赤ちゃんは、体重わずか二五グラム、決まって双子で生まれる。職員の手のひらで遊ぶ姿は、まるで縫いぐるみのよう。
サルが来場者の頭上のつり橋を行き交う新施設「モンキースクランブル」でも新しい命が。ジェフロイクモザルの赤ちゃんは、まだ、お母さんにぴったり。あと三カ月ほどで母親から時折、離れるようになるという。
色白のため、人気モデル蛯原友里さんにあやかって「エビちゃん」と名付けられたのは、アヌビスヒヒの赤ちゃん。天気の良い日は芝生の上で日なたぼっこをする。
アビシニアコロブスの赤ちゃんは純白のカーリーヘア。三カ月たつと、あっという間に親と同じ黒と白の毛になってしまうため、今だけの期間限定だ。
同園には現在、七十三種約六百五十匹がいる。カニクイザル、サバンナモンキー、タイワンザル、チベットモンキー、マンドリルなどにも、愛らしい仲間が加わった。母親が体調不良などで人工保育されている赤ちゃんを除いて、祖父母を含む大家族に見守られ、育っている。
【記者の目】
「多数の出産は餌と関係ありそう」と加藤章園長。三年ほど前から、千葉県の契約農家が生産した高級サツマイモを与えている。良質なリンゴも導入した。サルもグルメなのか、残す餌が少なくなったという。
人間同様、食生活が大切なようだ。